昨日は地元多摩高校の課外授業でした。
「青梅の仕事人」と題して、地元でカフェをされている方、林業をされている方などが自身の仕事について語ってきたこの授業。
私は自身の職業を紹介する代わり、「どんな仕事に就く上でも必要になるコミュニケーション能力を身につけよう」というテーマで、アナログゲームを使ったワークショップを行いました。
写真でプレイしているのはヒットマンガ。
基本ルールはカルタと同じですが、札には読み上げるべきセリフが書いておらず、描かれている人物や情景の様子から、自分でセリフを考えるというゲームです。
他の人にとって伝わりやすい表現はなにか?このゲームをプレイしながら学んでもらっています。
写真がなくてすみませんが、今回ヒットマンガ以上に生徒さんの興味を引いたのがワンナイト人狼。
村人の中身に紛れ込んだ狼を、わずかな手がかりをもとに話し合いで突き止めていきます。プレイヤーの誰が人間のふりをした狼なのか、疑心暗鬼のコミュニケーションが新鮮だったようです。
プレイ後、大人しめだった生徒さんから「誰かが怪しいとおもったら、もっと積極的に発言しないと勝てないことがわかった」などの声が聞かれ、自身のコミュニケーションについて考えるきっかけになったようです。
また今回は人数の関係で先生方も参加。教え子と同じ立場でゲームに参加していただく中で、大人しく内面にこもりがちだと思っていた生徒が、実は意外と周りを見て行動していたことなどがわかり、「生徒たちの新たな側面が見えた」とおっしゃっていただけました。
アナログゲーム療育、決して発達障害のある人だけに向けたものではないと思いました。
さらにたくさんの人たちにアナログゲームをつかったコミュニケーション力を高めるきっかけを掴んでもらえるよう、今後色々な仕掛けを考えて行きたいと思います。