昨日は池袋の東京芸術劇場にて、ADHD支援団体「えじそんくらぶ」さん主催の連続講座「成人ADHDの理解と支援」にゲスト講師として登壇してきました。
この講座の対象は発達障害のある成人当事者と支援者の方。
精神・発達障害のある方の就職支援に携わった経験をもとに、就職する際に重要ポイントをお伝えしました。 発達障害のある人の多くが、就職に際して困難を感じるのが「コミュニケーション」。
アナログゲーム療育の目的は、その困難を克服できるよう、企業で通用する実践的なコミュニケーション力を身につけてもらうことにあります。
今回の講座では、「ヒットマンガ」を使って「どうやったら相手に伝わる表現ができるか?」を体験的に学んでいただきました。 「ヒットマンガ」の基本ルールはカルタと同じです。
しかし、読み札には読むべき言葉が書かれておらず、読み手はカードに描かれた情景にあったセリフを自分で考えなければなりません。
他のプレイヤーはそのセリフをもとに札をとるので、読み手はひとりよがりの表現ではなく「他者にとって情景が浮かびやすいセリフ」を考える必要があります。 そのことが、「相手の立場に立って考える」よい練習になります。
楽しみながら体験的にコミュニケーションが学べる今回の講座は、参加者のみなさんにも大好評だったようで、11月18日にも再度登壇させていただくことになりました。
11月は別のゲームをご用意して、今回とは異なるコミュニケーションスキルを学んでいただく予定です。
お申し込みはえじそんくらぶさんのサイトからどうぞ。
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