思う所あって滅多に買わない雑誌を買いました。清原の「告白」。
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清原の話に、思わず背筋が伸びました。症状が「重い」人だ、という認識です。たとえば、こんなつぶやきが。
「僕、野球人生の中で1回も代打をだされたことないんです。でも今は何も1人でできない自分がいる。そのことを受け入れるっていうのは・・・。」(P15)
一読して、そもそもこの人は今公の場で自身の事を語ってよい精神状態なのか?主治医の了解は得ているのか?そんな疑問がよぎったインタビューでした。
しかし、それだけじゃなかったんです。
その後に、親友の佐々木、後輩の立浪、そしてダルビッシュのインタビューがあるのですが、これがなんというか、良い意味でフラットなんです。フラットな先に、彼らの清原に対するある種の信頼、あるいはもっと単純に好意があるんです。
読み終わると「こんなに思ってくれる友達がいるんだったら、清原、大丈夫なんじゃないか」って思うような、そんなインタビューでした。
清原の話だけ聞いていたら、正直救いようがないように聞こえる。しかし、一連のインタビューを読み、清原と彼を取り巻く友人たちの関係が見えてくると、なんか大丈夫な気がしてくる、という大変不思議な読み物なのです。
人は、一人で生きているわけではない。そんなことを考えさせられた一冊でした。
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